琉球の祭典とは
琉球の祭典は、秋の豊穣に感謝し、沖縄の芸能はもとより、広く国内外の歌舞音曲を奉納しようという祭りで、
今回で開催13回目を数えます。
主要開催地となっている奥武山は、神社や御嶽(ウタキ)があり、古の時代より、聖地、神地として知られるところです。
ここで歌舞音曲や祭りの起源をひもといてみましょう。
古事記で有名な天岩戸伝説によると、地上の最高神である太陽神、天照大御神が岩屋に隠れて岩戸を閉じ、
地上が暗闇の世界になったことにより、悪しきことばかり続いたことから、八百万の神々が集まり、
鳴り物や踊りなどでさまざまな儀式を執り行い、これによって天照大御神が岩戸の外に出てきて世の中は明るさを取り戻したという伝説です。
さて、奥武山には天燈山という小高い丘があります。
そこには、天照大御神(沖縄では天受久女龍宮王てんじゅくめりゅうぐうおう)が鎮まるという神話があります。
琉球の祭典は、その神様への畏怖と感謝を表すもので、エイサー、琉球舞踊などの沖縄の芸能はもとより、
よさこいソーラン、和太鼓などの日本本土の芸能までを網羅しています。
毎年、祭りには沖縄はもとより本土や海外からも善男善女が集い、
幸せな時を過ごしていただいています。
人々が集い、歌い踊り、賑やかな笑顔を見せることが神様の幸せであり、琉球の祭典の醍醐味であると私たちは考えます。
今年、干支を一巡して13年目を迎える琉球の祭典。
当初の目的である「沖縄で世界中の人々が参加する祭りがしたい！」というスローガンを掲げて、
今年も素晴らしい祭りとなるよう邁進していきます。
